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Jean-Paul Belmondo

⁡僕はヌーヴェルヴァーグ映画が大好きで

10代後半からほんとによく観ていた。

彼が出ていた作品は特に。


多くの人が彼に魅了されてきたけど

僕もまたその中のひとりだった。

帽子に煙草にサングラスに色々と真似もした。

もちろん、親指で唇を撫でる仕草も。

顔を青く染めたことはなかったけど。


サントラを大音量で流しながら

助手席にジーンセバーグを乗せて(乗せたつもりで)

車を走らせたりもした。

5回に1回くらいは内緒で

アンナカリーナも乗せた。

パリの街並みとは程遠い田舎道でさえ

華やかな大通りに見えた…と思う。


そんな風に

僕の人生を豊かにしてくれた人だった。

遠い遠い、異国の地から。


日本の文化にも

たくさんの影響を与えてくれた。

彼に憧れた俳優や監督も沢山いて

その人たちの作品がまた生まれて。


そうやってルーツは受け継がれていくんだ。

音楽や芸術もそう。

なんだってそうなのかもしれない。


どこかの食堂の秘伝のタレみたいに

新しい人のスパイスがルーツに触れ

⁡足したり引いたり

傾けたり逆さにしてみたりして。



ベルモンド。


これからもずっと

僕のヒーローです。

心からありがとう。

愛してます。

R.I.P.


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